OVERFLOW FEELING the next 音楽と写真が好き。 慌ただしい日常を音楽と写真で癒して 戦うco-ganizmの奮闘記。

VERSUS
[No.116] 2008-04-25 Fri 00:48
Weapon Of Choice / Black Rabel Motorcycle Club


10年に1度勃発するかどうかの非常事態が発生。
被害は全世界に及ぶ可能性があって、洒落にも出来ない状態で俺の部署は
その対応措置でこの1ヶ月は通常業務は完全停止。

社内の専門部門を総動員して調査、解析を同時進行で昼夜問わずに行うも
明白な結果は得られないがこれ以上製品を野放しには出来ない為、是正対策が始動。
その陣頭指揮を執るのが俺の部署。

もはや勤務時間、在社時間、休暇取得など関係ない無法地帯。
連日の職制の圧力と結果に応じた対応決定をし兼ねる上層部に苛立ちを感じて
精神面では追い詰められて、気力体力ともに全員が憔悴するも予断は許されず
睡眠時間は2,3時間で疲労困憊していた。

今週の月曜、県内の社員3,000余名から選出された人々が集合。
対象が約2,500台の製品対策の完遂が命じられると共に連休前までの緊急製品が
約550台。臨時作業場を設置、全13箇所で総勢40余名が対策作業を開始。

日程期限から逆算した作業ピッチは30分/台。
関連会社を巻き込んで始まった総力戦の陣頭指揮は物資供給、進捗管理、
製品判定、契約遵守に必要な対応の検討や食事の準備まで。
責任部署に課せられる荷は表現出来ないほどに重い。

現場の管理者として任命されたのが俺と先輩。
大混乱のなか大勢に効率的な作業支援をする為に奔走していた。

そこで障害となったのが、自部署の棟梁達。
棟梁とは現役を引退した40,50代の大先輩を言うが、彼らの支援は間接的で
古典的で俺達のスタイルとは明らかに違った。

酷なようだが、昔どんなに経験を積んでも歳月は流れて日々現役である環境は
変化し続けている。

それに気付かず順応出来ないのは仕方がないが若手の俺達がこれまでにない
最悪規模の対応をしてる状況下で支援という名の錯乱的な言動をとる。

全13箇所で同時進行させる為の作業指導をしてる最中に質問や指摘責め。
正直、説教を聞いてる時間はない。説教する時間があるなら支援をしろ、と。

棟梁達はこれまでの経験に基づき、体制構築を最優先として考える為、若手に
指摘するがその一方で進捗率から完遂出来る見通しも試算してまるでマスコミ
のようにあれこれと文句に近い指摘や要求をする。

これがpower harassment以外の何ものでもない。
目指すべきものは同じであって最優先事項であるのならprocessを指摘する前に
進行させるべき。動き出せば体制構築だって柔軟に順応させていける。

あくまで棟梁達は自分のスタイルを曲げない。
見事な世代間闘争がこの状況下で勃発。話にならない。

若年層と老年層の紛争。
お互いに技術者で確固たる確証を持って動いているが故の衝突なのだから
そこは現役を離れて普段は事務所に居座って、窓越しに花を眺めてるような人なら
若年層の支援に回るべきだ。若手を捕まえて文句を言って追い詰めるような逆効果
を与えるならば支援すら不要だから花でも見てろと思う。

黙ってその権限だけ譲渡しろと思いつつも年功序列の色濃い昨今では
それも叶わない。尊敬の念が少し薄まった瞬間だった。
どっちが冷静に見れてないか分からない。

確かに、表現出来ない棟梁達の優位点も認めるが今回は別問題。
この世代間闘争に勝ち目は望んでないが、きっと忘れない事件。

ともあれ何とか第1段階の完遂の目処はついた。
忍びないが、棟梁達の見極めもついた。

最終的な完遂は1ヶ月後。
それまでに俺はどんな価値観を習得するのか分らないが
野心がまた根付いたのは間違いない。
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